うつ病 治療

自律神経失調症と心理療法

自立神経失調症の治療方法は色々とありますが、その中の一つに心理療法があります。では、心理療法による治療とはどのようなものなのか考えてみましょう。自律神経失調症は、精神的なものや過度なストレスが原因になっている病気だというのは知っていると思います。

 

自律神経失調症の症状を緩和させるために、一般的に薬物療法を行うことが多いですが、それだけでは根本的な解決にはなりません。自立神経失調症の原因となっている精神的な問題を解決することができなければ、自立神経失調症の完治は困難なものとなります

 

そこで、心理療法という治療を行うことになります。自立神経失調症の患者が、どのようなことに不安やストレスを感じているか、その原因を探り出していきます。そして、あらゆる面から原因が分析出来たなら、それを解消するための治療をしていきます。

 

心理療法の主な種類としては、カウンセリングがあげられます。自立神経失調症の患者の話を心理学の専門家としての立場から聞くようにして、原因を分析していきます。医師やカウンセラーなどがストレスを和らげるためのアドバイスをすることもありますが、話を聞いてもらったり、自分の思いに共感してもらえるだけでも随分と気持ちが軽くなることが多いです

 

また、患者自身が原因となっているストレスに気付いていないケースもあります。心理療法としては、カウンセリングの他にも、自律訓練法や筋弛緩法などといったものがあります。専門家の指導によって、訓練で自律神経の働きを高めるようにして、コントロールしてリラックスした状態にします。

 

認知療法や行動療法などといった療法も自律神経失調症には有効とされています。しかし、心理療法の治療の中心になってくるのは、やはりカウンセリングです。相性のいい医師やカウンセラーに出会うことができれば、驚くほど自律神経失調症が改善することも少なくありません。

 

逆に、カウンセリングをする医師やカウンセラーとの相性が悪いようであれば、治療の妨げとなってしまうので、転院などを検討するようにしましょう。