うつ病 治療

うつ病解消の行動療法

うつ病を治療する方法としては薬を使用する方法がとられますが、他にもうつ病の解消に行動療法が用いられることがあります。では、うつ病の行動療法とは一体どういうことをするのか考えてみましょう。

 

うつ病を患ってしまうと、生活習慣が乱れてしまうことが多くあります。そのためにさらに精神状態が悪化することになり、悪循環を繰り返してしまうことになります。うつ病を早く治そうとして、一度に規則正しい生活に戻すのは負担になるので、少しずつ、簡単な計画を立てるようにして、実行していくようにします。

 

それを実践することによって、達成感が得られます。行動することによって達成感が得られることで、自信に繋がっていきます。自信を取り戻すことは、うつ病を克服する上で、とても大切なこととなります。

 

例を挙げれば、「明日は朝7時に起きるようにする」「22時に布団に入る」「テーブルの上を片付ける」「本を10ページ読む」など比較的簡単な目標から設定するようにします。そして、立てた目標が達成出来て自信が持てるようになったら、次はワンランク上の計画を立てるようにします

 

まずは、大きな目標ではなく無理をしなくても続けられることを少しずつ行っていくのが大切になってきます。うつ病を患ってしまうと、自分ではやらなければと思うのに、行動することが出来ないようになってきます。そうして自信を失っていくことが、うつ病を悪化させていく原因になってしまうので注意しなければいけません。

 

他人からすると簡単な目標のように感じるかもしれませんが、うつ病の人がそれを成し遂げることは大変なことになります。簡単な目標でも、コツコツと続けていくうちに、少しずつ規則正しい生活に修正していくことができるので試みてください。

 

最終的には、うつ病を克服し仕事や学業、家事などに復帰できる可能性が高くなります。これが行動療法というものです。うつ病の症状によっては、薬物療法や認知療法などと併用することもあります。