うつ病 治療

躁うつ病とは

うつ病という言葉聞いた事がある人も多いと思います。この躁うつ病とは、一定期間ごとに躁状態とうつ状態を繰り返す症状の病気のことを言います。躁状態とは、異様に気分が高揚した状態のことで、その状態が長時間であったり長期間継続することをいいます。

 

また、躁うつ病でなくても何らかの環境変化や状況によって躁状態になる事も珍しくありません。しかし、一般的にはその状態は長く継続するものではありません。例を挙げて説明すると、長い努力の結果を発表するチャンスが訪れたり、何らかの大成功を収めたり、深い感動を受けたり、大きな喜びに包まれたときに興奮状態となります。その興奮状態がしばらく続いて高揚感を感じた事がある人は少なくないでしょう。

 

しかしながら、その時の高揚感は一日程度で終わってしまうのが普通です。大抵の場合は、一晩寝たら普通の精神状態に戻ることが多いです。しかし、躁状態に陥った人は、目が覚めても同じような精神的高揚状態が続いてしまい、起きた瞬間からテンションが高く、それが一日中続くようになってしまいます。

 

その興奮状態が翌日も、そのまた翌日も、そのまたさらに翌日も継続し、数週間とか数ヶ月の単位で躁状態が続いてしまうわけです。この状態が長く続くため行動範囲も広く活発になり、驚くほど元気に毎日動きまわるようになります。

 

本来であれば、ある程度のところで疲れを感じて気分が落ち着くようになったり、疲れて休んだりするところですが、躁状態に陥っている人の場合は、電池が切れるようにある日突然、一気に疲れが出てガクッとうつ状態に変化します

 

躁状態の間、どんなに激しくエネルギッシュに活動していたとしても、人間である以上肉体的には疲れが出て休まなければならない状態になります。ですから、完全にエネルギーが切れた瞬間に、突然今度は高揚していた気分の逆になり酷いどん底のうつ状態に陥ってしまうわけです。