うつ病 治療

自律神経失調症と間違えやすい病気

自律神経失調症というのは、色々な症状が現れてきます。現れる症状が色々と出てくるので、他の病気と間違えやすい病気でもあります。それでは、自律神経失調症と間違えやすい病気にはどのような病気があるのか考えてみましょう。

 

まず、一番に間違いやすい病気として挙げられるものに、「仮面うつ病」というものがあります。倦怠感や疲労感と言った症状が現れ、頭痛や肩凝り、動悸など自律神経失調症の症状とよく似たものが出てきます。

 

見逃されやすくなる大きな理由としては、うつ病の症状の特徴でもある気分の落ち込みが隠れていて出てこないためです。また、他に間違えられやすい病気としては、悪性腫瘍、糖尿病、脳腫瘍、貧血、心疾患などといった重い病気などがあげられます。悪性腫瘍の中には、うつ病を引き起こすとされているホルモンを出すものもあり、それが自律神経失調症と症状が重なるケースがあります。

 

また、癌を患うことで知らない間に気分が落ち込んでしまい、うつ病を引き起こして、全身症状として出てきている場合などもあります。糖尿病の場合では、インスリンの分泌異常が起こることにより、疲れやすさや倦怠感が起きることも少なからずあります。脳腫瘍の場合は、腫瘍が出来た場所によって頭痛やめまいなどの症状を起こします

 

貧血の場合には、血液が不足するために、倦怠感や疲れやすさ、動悸や息切れ、立ちくらみなどといった症状が現れてきます。心疾患の場合にも、動悸や息切れ、めまいなどの症状が現れやすくなるので注意しなければいけません。

 

これらの疾患というは、病院で詳しい検査を行えばわかるものですが、症状としては自律神経失調症とかぶってきますので間違えやすい病気です。症状から判断して自分では自律神経失調症だと感じていても、詳しい検査してみたら違う病気だったということもあります