自律神経失調症の原因
自律神経失調症の原因として考えられるものには、色々なものがあるといわれています。自律神経失調所の原因の一つとして挙げられているものに体質があります。そもそも自律神経というのは、交感神経と副交感神経のバランスが保たれることで正常に機能しています。
しかしながら、体質には個人差があるので、中には体質的に自律神経の働きが不安定で、バランスを崩しやすいという人もいます。また、人によっては遺伝により、自律神経失調症を起こしやすいという人もいます。さらに、アレルギー体質ということもありますし、低血圧であったり、昔から虚弱体質だという人もいるでしょう。
一般的にこのような人が自律神経失調症を起こしやすい体質だといわれています。このように、自律神経失調症はその人の体質が原因になっている場合が多くあるので、自分が当てはまるようであれば注意しなければいけません。
また、自律神経失調症の主な原因が、生まれ持った性格ということも考えられます。よく言われているのが、何事も頑張る人や完璧主義の人、責任感が強い人や几帳面な人などの性格の人は自律神経失調症になりやすいと言われています。特に、ストレスを抱えたまま上手く外に発散することができない人であったり、神経質であったりする為、自律神経失調症を起こしやすいとされています。
他にも、体内リズムの乱れが自立神経失調症の原因の一つだといわれています。自律神経のうちの交感神経は日中に活発になる神経で、副交感神経は夜間の休息の時に活発になる神経のことを言います。
そのため、生活のリズムが狂ったり、体内リズムが乱れたりすることで二つの神経のバランスが崩れてしまい、自律神経失調症になりやすいと考えられます。自律神経失調症はこのような色々な原因が複数重なって発症することが多いと考えられており、はっきりとした原因を特定させることは難しいといわれています。
自分に思い当たるような原因がないかどうか注意するようにして、思い当たるものがあれば普段から取り除くように心がけるようにしましょう。
